こんにちは。mitsuです。
今回はいまだに人気の定期付終身保険について解説します。
この定期付終身保険、名前からすると終身保険、つまり一生涯掛け金が変わらず続けられる保険と思われがちですが実はそのほとんどが定期保険です。
定期保険ということは更新のたびに掛け金が高くなります。
そして更新限度があるので途中で強制的に保険が終了します。
ここを理解して加入されている方は問題ありませんが、ほとんどが「終身保険だと思っていた!」というパターンです。
日本生命
第一生命
明治安田生命
住友生命
etc
などの漢字生保の保険に加入されている方は要注意です。
経験上、高確率でこの定期付終身保険に加入されています。
上記保険会社で加入している方はこれから解説する内容をご理解の上で加入されているかご確認ください。
結論:終身保険はほんの一部分。ほとんどが定期保険です!
端的にいうとこれが結論です。
終身保険という名前はついてますが、そのほとんどが定期保険です。
定期付終身保険の終身保険部分でよく見かけるのが
入院日額5千円の医療保険
がん入院日額1万円のがん保険
死亡保障100万円の終身保険
といったパターンです。
金額はその保険によりマチマチですが、終身保険100万円はまだ良心的な組み方でしょう。
定期付終身保険の定期保険部分は普通の更新型保険
定期付終身保険の何がダメなのかというと、終身保険と勘違いしかねないそのネーミング。
一部分の終身保険以外は全て定期保険です。
定期保険とはその名の通り期間限定の保険です。
保険期間がそれぞれ定められていますが、そのほとんどが10年や15年。
この期間限定の保険になります。
保険期間が満了すると自動更新しますが、掛け金が上がります。
40代や50代での更新となると掛け金が倍額近くなることもあります。
更新型保険については過去記事を参照ください。
定期付終身保険という名前から、契約者が終身保険と勘違いして加入しているパターンもよくあります。
ご自身の保険会社が日本生命や第一生命、明治安田生命といった漢字生保の場合は注意が必要です。
いわゆる生保レディは更新型保険が正義だと思っている風潮があります。
「更新のタイミングでライフステージも変わっているだろうから見直せば良いでしょ?」
といったことを真顔でいってきますが、間違いです。
「見直せば良い」ではなく「見直さざるおえない」です。
更新のタイミングで掛け金が自動的に上がりますので、これまでと同金額にしたい場合は保障を減額するしかありません。
見直す必要のないタイミングで更新がくることもあります。
その時も保障を減額するしかありません。
子どもが独立して保障が必要なくなったタイミングでちょうど更新時期がくればまだマシ。
更新理由に説明がつきます。
どちらにしろ掛け金は上がりますが・・・
最悪なのが途中で大きな病気をしてしまった場合です。
更新のタイミングで掛け金の上がり方に疑問を感じ、相談されても切り替えできない場合もあります。
保険は健康な人しか入れない!
これ結構大事です。
転換契約という下取り契約も横行!
更新時に掛け金を上げない方法として転換契約があります。
これは現在までの保険契約で貯まっていた積立金を新たな更新後の保険の掛け金に充当する方法です。
わかりやすくいうと下取り契約です。
契約者からすると掛け金の上がり方が抑えられますので得した気分になります。
ですが注意が必要です。
保険の積立利率は銀行の金利よりも高い!
からです。
そのまま積立しておけばより多く増えて将来受け取ることができるはずのお金が保険の掛け金として消えてしまう訳です。
もったいないですね・・・
更新後の掛け金が上がることは保険担当者も伝えづらい部分です。
当然のごとく転換契約で下取りした後の見積もりで提案されますのでご注意ください。
定期付終身保険はわかりづらくトラブルも多い??
これまで見てきたように基本的にわかりづらいのが定期付終身保険。
そのわかりづらさからトラブルも多いとか??
終身保険だと思っていた・・・
更新した時に掛け金が上がるとは聞いていたが、こんなに上がるとは・・・
下取り契約をした覚えはない!
といった相談はよく受けます。
全てを理解した上で契約している人は少数派だと思います。
ご自身の保険が今回のような定期付終身保険だった場合は上記の内容があてはまりますので見直しのタイミングかもしれません。
解決方法:必要な保障を終身タイプで加入するだけ
解決方法はいたってシンプル。
更新型ではなく終身で入るだけです。
「終身にすると高くなる!」と生保レディは言います。
それはウソです笑
長期的に考えると終身タイプの方が安いです。
生保レディは保険会社が儲かる保険しか教えられていません。
終身タイプと更新型、どちらが保険会社が儲かるか。
- 一生涯一定の掛け金。いつ保険事故が起きても保険金を支払う必要がある
- 最初は安いが更新ごとに掛け金が上がる。保険期間満了後は保険金を支払う必要がない
どう考えても2番ですよね。
2番が更新型保険の特徴です。
途中でいらなくなる保障は定期保険で一括契約
全ての保障が一生涯必要なわけではないと思います。
一番わかりやすいのが死亡保障ですよね。
基本的に子どもが独立したら死亡保障がほとんどいらなくなるのが一般的です。
ではその死亡保障、どのように組めば良いのか。
死亡保障を終身で加入すると結構な掛け金がします。
お葬式代など一生涯残したい保険金については終身で加入する方が良いですが、子どもが小さい間に必要な保障については定期保険で加入することをおすすめします。
定期保険といっても更新型の保険ではなく、一括契約した定期保険です。
更新型の定期保険→保険期間が10年や15年→期間満了ごとに更新がある
一括契約の定期保険→保険期間が60歳や65歳→保険期間満了まで更新がない
このように契約すれば保険期間が終わるまで更新がありません。
ということは途中で掛け金が上がることはありませんので安心できます。
トータル支払うことになる掛け金も一括契約タイプの定期保険の方が安いです。
さらに収入保障保険という定期保険に加入すれば更新型定期保険の約4分の1の掛け金で済みます。
死亡保険を検討されている方にはおすすめの保険です。
どのくらいの保険金額をどのくらいの期間組むべきかについては過去記事を参照ください。
まとめ:定期付終身保険はほぼ定期保険です。終身希望であれば代理店で相談を!
定期付終身保険はほぼ定期保険です。
終身タイプの保険や更新の無いタイプの定期保険に加入を希望する場合は保険代理店で相談されることをおすすめします。
現在加入している保険会社に相談してもその保険会社の商品しか扱えませんし、先述した通り更新型保険が正義だと思っている場合は終身タイプの提案すらしてくれません。
複数の保険会社を扱える保険代理店で相談するメリットについての過去記事もありますので参照ください。
保険代理店への相談は無料で何度でも可能です。
ご自身、ご家庭に合った保険に加入するためにも代理店で相談されることをおすすめします。
納得できるまで親身になって相談に乗ってくれるはずです。
無料で保険代理店に相談希望の方はこちら。
最後までお読みいただきありがとうございました。
mitsu
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