こんにちは。mitsuです。
今回は前回に続いて失敗しない正しい保険の入り方について解説していきたいと思います。
前回記事をまだご覧になられていない方は前編からご覧いただければと思います。
前編では
- 保険にかける予算
- どんな保険に加入するべきか
について解説してきました。
今回はその続きになりますので、最後までお付き合い下さい。
どんな保障内容で加入するべきか
例えば医療保険一つとっても様々な特約があります。
前もってどんな保障内容に加入したいかを考えておくことによってかなりスムーズに話が進みますし、カモられることも少なくなります。
加入例の多い4つの保険で具体的に見ていきましょう。
医療保険
最新の医療保険のトレンドはズバリ「入院一時金」です。
入院日数が短くなってきていることは前編でも触れた通りです。
手術も頻繁に受けるわけではありません。
そこで威力を発揮するのが「入院一時金」になります。
この「入院一時金」は実際の入院日数や手術の回数に関係なく約束の給付金を受け取ることができます。
例えば入院一時金20万円の特約を付帯していただ場合、1日しか入院しなかったとしても20万円を受け取ることができます。
入院日額5千円の医療保険に加入していた場合の40日分がすぐに受け取れることになります。
40日なんてなかなか入院しないと思いますがいかがでしょうか。
手術の給付金や他の不要な特約を外して加入する事によって、掛け金も安く保障を確保することができます。
ちなみに私(38歳男性)は入院日額3千円、入院一時金20万円、先進医療特約のみの医療保険で掛け金が月2千円代前半の保険に加入しております。
手術を受けても給付金は出ませんが、1日でも入院したら20万円受け取れる内容です。
掛け金も安いので費用対効果は非常に高いと考えております。
もちろんこれが正解というわけではありませんが、短期入院対策としては有効な手段となります。
厚生労働省が出している在院日数に関するデータも参考になるかと思いますので、添付しておきます。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/03.pdf
長期入院が心配であればしっかりと入院日額や手術が出る保険、短期入院に特化したいと考えるならば入院一時金を付帯すると良いと思います。
入院日額は会社員や公務員は5千円、自営業やフリーランスの方は場合によっては1万円が選択肢になると思います。
いずれにせよ前編でも書いた通り掛け金は2千円〜3千円が目安となります。
「入院一時金」が最新医療保険のトレンド!
がん保険(三大疾病保険)
こちらも「一時金」が大事です。
主契約が「診断一時金」になっている保険を選ぶことをおすすめします。
保険会社によっては「がん入院」が主契約の会社もありますが、先の厚生労働省のデータの通りがんでも入院日数は短くなっています。
最近は「抗がん剤治療」や「ホルモン剤治療」「放射線治療」を受けた場合、毎月一定額の給付金を受け取れる保険も出てきています。
入院や手術、通院特約より合理的な内容となっていますのでおすすめの特約です。
基本的考え方として
- 主契約が「診断一時金」100万円
- 特約として「抗がん剤治療・ホルモン剤治療・放射線治療給付金」10万円
のみで良いかと思います。
がんと診断されてしまった段階で100万円受け取れ、それを軍資金としてがんと闘う計画を立てる。
実際の治療にあたっては抗がん剤・ホルモン剤治療給付金の方から毎月10万円が受け取れる。
この2つの保障内容からしっかりと治療費プラスαを受け取ることができますので入院日額や手術給付金は不要になります。
掛け金は前編記載の通りザックリ3千円前後です。
診断一時金や治療給付金については何度でも給付される保険会社を選びましょう。
がん保険を選ぶうえで外せないのは「診断一時金」複数回給付!
がんだけではなく「心臓」と「脳」もおさえておきたい場合は「三大疾病保険」に加入することとなりますが、こちらも「一時金」が主契約の保険に加入することをおすすめします。
むしろ「一時金」以外は不要です。
金額としては「100万円」がベーシックです。
また、昔の保険だと「急性心筋梗塞」「脳卒中」という病名ですが、最新の三大疾病は「心疾患」「脳血管疾患」という病名になっています。
簡単にいうと保障される病気が幅広くなっています。
例えば「狭心症」や「心筋症」「心不全」は「急性心筋梗塞」の会社では対象外となってしまいます。
「もやもや病」も「脳卒中」の会社では対象外です。
「心疾患」「脳血管疾患」の会社については心臓と脳の病気を幅広くカバーしてくれますので、三大疾病保険に加入する場合はマストの条件にしてください。
掛け金についてはがん保険より千円前後高くなります。
三大疾病保険に加入の場合は
- 心疾患
- 脳血管疾患
の保障の会社にする!
収入保障保険
天国からのお給料袋と言われるこの保険。
ポイントはズバリ「掛け金の安さ」です。
保険会社によっては就業不能特約や障害特約などの特約を付帯できるところもありますが、基本的に保険期間内にその条件に該当する可能性は低いので特約類は不要です。
期間限定の死亡保障なのでその期間内に万が一がないと保険が終わります。
実際に万が一があると遺族が非常に困るので加入した方が良いですが、ほとんどの方が使うことの無い保険だと考えて下さい。
本当の意味での保険です。
「安い掛け金で保障を確保する」が唯一にして最大のポイントです。
どうしても心配な方は就業不能特約などの特約を付帯しても良いですが、60歳や65歳までにその状態になる確率と、掛け金の上がり幅とを天秤にかけて検討して下さい。
掛け金は前編記載の通り安いです。
期間限定の死亡保障なのでとにかく安い保険会社で加入する!
終身保険
お葬式代目的と貯蓄目的でわかれるこの保険ですが、お葬式代目的の場合はいかに安い掛け金で保障を確保するかがポイントになります。
「円建ての保険」より「外貨建ての保険」の方がより安く保障を確保することができますので、「外貨建て」一択です。
巷で言われている様な「為替リスク」はさほど気にならないレベルで保障を確保することができます。
どうしても円建てが良い方は「変額終身保険」に加入することをおすすめします。
積立金の運用を投資信託でするため、解約返戻金の最低保障が無い保険です。
解約返戻金額の約束がない分、掛け金が安くなりますので、そもそもお葬式代として一生持ち続ける場合はこちらでも良いと思います。
お葬式代目的の終身保険は「外貨建て」もしくは「変額保険」!
貯蓄目的で加入する場合も「円建て」より「外貨建て」がおすすめになりますが、この場合は多少「為替リスク」を気にする必要が出てきます。
また、昨今の情勢から「外貨建て保険」の利率も引き下げられる動きになりますので、数年前と比べるとメリットが少なくなってきています。
それでも銀行預金と比べればまだマシです。
自身で貯金する自信がない人や投資信託などの金融商品で運用するのが不安な人は選択肢の一つとして検討する価値はあると思います。
払込期間最中に解約してしまうとマイナスになりますのでそこは要注意です。
掛け金については前編を参照ください。
貯蓄目的の終身保険は「外貨建て」一択!
まとめ
以上、今回はそれぞれの保険の保障内容のポイントについて解説しました。
ただ闇雲に保障を組むのではなくて、おさえたいポイントを明確にすると良いと思います。
「そうは言ってもよくわからない・・・」という方は下記内容を抑えてください。
- 医療保険は入院一時金重視
- がん保険(三大疾病保険)も一時金重視で複数回給付
- 収入保障保険は安さ第一
- 終身保険は外貨建て
次回はどこで保険に加入したら良いのかについて解説していきます。
やっと次回で初めて保険営業マンと対面です。
事前準備が多い様に思われるかもしれませんが、これをしているとしていないとでは大きく変わります。
大切な家族を守るためにも、保険会社にカモられないためにも面倒臭がらずしっかりと考えた上で面談に臨むことをおすすめします。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
mitsu
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